ファッションに興味ある人も無い人も、誰にでも楽しめる
エピソード満載のファッションや衣服についての話です。
昨年とはまた切り口を変えて組み立て、
歴史や本質的にわかる資料に加え、
日本のファッションの黎明期から仕事をしてきたからこそ言える
インサイダーな話も含め、
ファッションや着物の未来を考察・憶測します。
担当講師 横森 美奈子
ファッションデザイナー&アドバイザー
1949年東京生まれ。70年桑沢デザイン研究所・リビングデザイン科(グラフィックデザイン専攻)卒業。
72~99年DCブランド時代(株)BIGIのMELROSE、HALFMOON、BARBICHEブランドチーフ歴任。
2002~13年(株)ワールドSmart Pinkを立ち上げブランドディレクター。
13年~(株)ジュピター・ショップチャンネルMINAKO★YOKOMORIブランド発信中。
著書多数 近著「横森美奈子のおしゃれ着物コーデ帖」(亜紀書房)
「間違いだらけの大人のおしゃれ」(集英社インターナショナル)
◎この講義は、桑沢デザイン研究所での非常勤講師時と、
先鋭的ビジネススクールSTRAMD講師時の「ファッションと社会」に基づいています。
ファッション直近史
この身近で
衝撃的な50年
1時限目 8/20(火)19:00–21:00
ファッションが社会的に認知され、凄まじい勢いで拡散・隆盛を極め、たった50年で衰退・変質という衝撃の事実。その間出るものは全部出尽くし、現在の状況はといえばアディダスの“パチもん”と見紛うデザインに象徴される戸惑うばかりの混沌状態。
そして足元を振り返れば、今やファッション大国の日本も50年前は中国のことなど言えないコピー時代の黒歴史も。あえてそこから語る日本と世界の時代の断片を、ファッションキャリア50年の横森がインサイダー含めなかなか聞けない考察や検証を。
◉写真キャプション
2014年アディダス・オリジナルス「タイポモノグラム」シリーズと、2018年シャネルと米ミュージシャン ファレル・ウィリアムスの限定コラボスニーカーは現在100~200万とか。
男と女のファッション
ジェンダーレスの時代
2時限目 8/21(水)19:00–21:00
人類の長い歴史上厳然と、戒律のようにあった男女の服装性差は、第一次世界大戦後のシャネル・ファッションをきっかけにここ100年でほぼ消滅。と、言われてもすでわからないほど侵食されて、その意識も無い現状をあらためて分析考察してみれば驚くことも多いはず。そしてかつてはファッションよりも感覚が先んじていたROCKのムーブメントやミュージシャンの例なども交えつつ、変化していくのは表面や服だけではないことを。そして服の未来は「無くなる」ことも選択肢のひとつかもしれない?
◉写真キャプション
15世紀 英雄ジャンヌ・ダルクの処刑された理由は“男装”(異装)の罪。2019年ランズエンドの平均的今日的カタログ女性は、男物由来の下着、ズボン、重労働作業着の“男装”。
着物に未来はあるのか
その変容はいかに
3時限目 8/23(金)19:00–21:00
昨年の講義で「着物の未来はガイジンから」と考察して、それは現実的に加速度を増しているように思えます。在日ガイジンの方たちの自由闊達でファッショナブルな着姿がSNSなどで多く目に触れるようになったり、外国でのセレブもちらほら着るようになったり。
でも日本は逆に梗塞化していると思える着物環境、かつては和洋混在をうまく取り入れて自在に楽しんできた過去の英知は復活できないものか。また和洋服のおしゃれ比較論、日本女性の弱点にもなっている和洋体型混乱説など。
◉写真キャプション
2019年アメリカのおしゃれセレブ、キム・カーダシアンや女優・モデルのケンダル・ジェンナーなどが堂々着物をガウンのように纏う。ZARAのキモノドレスは人気で完売とか。
いまさら受けたいオトナの授業
ファッションの時間
会場
専門学校
桑沢デザイン研究所
東京都渋谷区神南1-4-17
時間
19:00–21:00
参加費
■ 一般
3日通し9,500円
(1日4,000円)
■ 学生
3日通し3,500円
(1日1,500円)
■ 最終日8/23日(金)懇親会 21:15–
参加費4,500円
1日ずつ参加されたい方は下記のメールにてご連絡ください。
締め切り
定員40名になり次第または8月13日(火)の申込まで
3日通しおよび懇親会のお申し込みはこちらへ
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